RPAとノーコードの違いとは?組み合わせの効果やおすすめツールも紹介

RPAとノーコードの違いとは?組み合わせの効果やおすすめツールも紹介

「RPAとノーコードって何が違うの?」「自社の業務にはどちらが向いているのだろう?」と迷っていませんか。どちらもプログラミング不要で業務の自動化やシステム開発を実現できるツールですが、得意とする領域や仕組みには明確な違いがあります。
本記事では、RPAとノーコードそれぞれの定義や共通点、両者を組み合わせたノーコード対応RPAツールの仕組みとメリット、具体的な活用シーン、さらに料金を含めたおすすめツール5選と導入の成功事例までを詳しく解説します。自社に最適なツール選びの判断材料として、ぜひ参考にしてください。

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RPAとノーコードの違いとは何か

RPAとノーコードの違いとは何か

RPAは操作の記録や設定によって、繰り返し行う単純作業を自動化する技術です。一方ノーコードは、画面上で項目を選択したりブロックを組み合わせたりするだけで、動くシステムやアプリを作成できる開発手法を指します。RPAは特定業務の自動化が得意ですが、ノーコードはアプリやウェブサービスを直感的に作るのに向いています。

そのためRPAは特定の反復作業を素早く自動化したいときに便利で、ノーコードは企画段階から実際に使える形に仕上げるまで、初心者でも手を動かしながら試行錯誤しやすいメリットがあります。両者の違いを整理すると、以下の表のようになります。

項目RPAノーコード
主な目的既存業務の自動化新しいアプリ・システムの開発
得意領域定型的な反復作業の代行画面や機能を組み合わせた仕組みづくり
操作方法操作の記録・設定項目選択・ブロックの組み合わせ
向いている人反復作業をすぐ自動化したい人業務アプリを一から作りたい人
導入のしやすさ既存業務にそのまま適用しやすい業務プロセス自体を再構築できる

どちらを選ぶかは、解決したい課題や業務のゴール次第です。既存の作業をそのまま自動化したいならRPA、新しい業務の仕組みごと構築したいならノーコードが適していると言えるでしょう。

RPAの定義

RPA(Robotic Process Automation)とは、パソコン上の事務作業をソフトウェアのロボットが代行・自動化する仕組みのことです。ここでいうロボットは工場にあるような物理的な機械ではなく、PCやデジタル上で動作する「仮想のロボット」を指します。

たとえば、毎日繰り返すデータ入力やコピー&ペースト、Excelやメールを使った定型作業などを、人間に代わってRPAが自動で実行します。イメージとしては、社員がパソコンで行っているルーティン作業を、RPAという「デジタルアシスタント」が肩代わりしてくれる仕組みです。

RPAは、あらかじめ設定したルールに沿って処理を行うため、作業手順が決まっている繰り返しの業務を特に得意としています。具体的には、Excelや社内システムへのデータ入力作業、データの加工・集計作業、メールの送受信や添付ファイルのダウンロード・リネーム処理、Webサイトからの情報収集・転記、社内システム間のデータ連携などが代表的な用途です。

こうした定型業務をRPAに任せることで、単純作業によるミスを減らし、社員がより重要なコア業務や創造的な作業に集中できるようになります。人手不足や業務の非効率が課題となっている企業にとって、RPAは頼れる自動化のパートナーといえるでしょう。

(関連記事:RPAとは?できることや導入時のポイント、活用事例をわかりやすく解説

ノーコードの定義

ノーコードとは、プログラミングの専門知識をほとんど必要とせずにアプリやウェブサービスを作成できる開発手法です。

画面上のパーツを配置したり設定画面で項目を選択したりするだけで、動くシステムを構築できます。
とくに、社内向けのワークフロー管理ツールや簡単なデータ入力フォームなど、スモールスタートのプロジェクトに向いています。

高度な機能を作ろうとする場合は制限が生じる点には注意が必要です。

(関連記事:ノーコード開発とは?メリット・デメリットや活用シーンを解説

RPAとノーコードの共通点

RPAもノーコードも、難しい手順を踏まずに業務を効率化できる点が共通しています。
ソフトウェアへの高度な理解や複雑なコードを書く作業を省きながら、繰り返しの処理を仕組み化できるのが大きな魅力です。

さらに、導入コストや初期の学習コストを抑えやすい特徴もあります。

ただし、設定や運用を誤ると期待通りに動作しない点も共通しているため、サポート体制の確認が欠かせません。そうすることで、トラブルが生じた際にもすぐに対処でき、長期的な安定稼働が期待できます。始めた後修正がしやすく、対応できる利点があります。

RPAとノーコードの活用シーン

RPAとノーコードは、それぞれ異なる特性を活かしながら、業務自動化を実現する手段として活用できます。

たとえば、RPAを導入することで「毎日の売上データを会計システムに入力する作業を自動化し、業務効率を大幅に向上させた」という事例があります。
一方、ノーコードでは「営業向けの顧客情報管理アプリを作成し、データの可視化や情報共有を容易にした」という使い方が可能です。

また、両者を組み合わせることで「ノーコードで構築したワークフローにRPAを組み込み、請求書発行から送付までのプロセスを完全に自動化した」という活用例も考えられます。
このようにRPAとノーコードの特長を理解し、それぞれの利点を活かすことで、柔軟で効率的な業務運用が期待できます。

ノーコード対応のRPAツールとは?

ノーコード対応のRPAツールとは?

ノーコード対応のRPAツールとは、プログラミングの専門知識がなくても、誰でも簡単にRPAロボット(パソコン業務の自動化の仕組み)を作れるツールのことです。通常、RPAロボットを開発する際はプログラムを記述する必要がありますが、ノーコード型なら画面上で操作を選ぶだけでロボットを作成できます。ITスキルやプログラミングの知識がなくても直感的に操作でき、現場の担当者が自ら業務を自動化できる点が大きな特徴です。

その仕組みは、大きく3つのパターンに分かれます(下図参照)。
1つ目は、クリックやコピー&ペーストといったよく使う操作があらかじめ「操作パーツ」として用意されており、それをマウスで並べるだけで自動化の流れを作る「ドラッグ&ドロップ型」です。
2つ目は、実際にパソコン上で行った操作をそのまま記録し、自動的にロボットを作成する「録画(レコーディング)型」です。普段の業務を一度実演するだけで、クリック位置や入力内容が自動的に記録され、細かな調整をするだけで自動化が完成します。
3つ目は、「ファイルを開く」「データを入力する」といった操作命令(コマンド)をリストから選択し、順番に並べていく「コマンド選択型」です。ドラッグ&ドロップよりもシンプルで、初心者でも扱いやすい方法といえます。

RPAを作る3つの仕組み

どの仕組みを採用しているかはツールによって異なるため、事前に試して自社の業務や担当者のスキルに合ったタイプを選ぶことが大切です。

ノーコードで使用できるRPAのメリット

ノーコードで使用できるRPAのメリット

ノーコード対応のRPAツールを活用すると、自動化のハードルが下がり、開発や変更がスムーズになります。
ここから、ノーコードで使用できるRPAの主なメリットを5つ紹介します。

  • ・操作が簡単で初心者でも始めやすい
  • ・拡張性が高く多様な業務に対応できる
  • ・初期費用を抑えた業務自動化が実現可能
  • ・高度な業務プロセスもシンプルに自動化
  • ・迅速な業務改善を実現する

操作が簡単で初心者でも始めやすい

ノーコード対応のRPAツールは、直感的に操作できる設計が特徴で、専門的なプログラミングスキルがなくても誰でも簡単に始められます。

たとえば、ドラッグ&ドロップで手順を設定したり、シンプルな画面で条件を選択するだけで、自動化の仕組みを構築することが可能です。この使いやすさにより、ITに詳しくないスタッフでもすぐに使いこなせるようになり、現場での業務改善を迅速に進められます。

さらに、多くのツールは操作ガイドやチュートリアルを提供しており、初めて使うユーザーでも安心して導入できる環境が整えられています。

拡張性が高く多様な業務に対応できる

RPAツールは、既存の業務システムやアプリケーションと容易に連携できるため、幅広い業務プロセスを自動化する可能性を秘めています。

とくにノーコード対応のRPAツールは、外部アプリやクラウドサービスとの接続が直感的に行える点が大きな魅力です。たとえば、単純なデータ入力作業の自動化に加えて、社内で利用しているチャットツールや顧客管理システム(CRM)と連携することで、リアルタイムの通知機能やデータの更新を効率的に実現できます。

さらに、これらのツールを組み合わせることで、複数の業務フローを統合し、部門を超えたスムーズな情報共有が可能になります。

初期費用を抑えた業務自動化が実現可能

ノーコード対応のRPAツールはプログラミングスキルを必要としないため、エンジニアを新たに採用する必要がなく、初期導入にかかるコストを大幅に削減できます。

さらに、直感的な操作が可能なため、現場のスタッフが自らツールを学びながら設定を行うことができ、外部に依頼するための追加費用を抑えることもできます。

多くのノーコードツールは無料プランや低コストプランが用意されているため、まずは小規模な試験運用から始めることも容易です。たとえば、バックオフィス業務の一部を少人数チームで自動化し、その成果を確認したうえで徐々に導入範囲を広げるといった方法が考えられます。

このように、初期費用を抑えながら段階的な導入が可能な点は、ノーコードRPAツールの大きなメリットといえます。

高度な業務プロセスもシンプルに自動化

ノーコード対応のRPAツールは、複雑な業務プロセスを直感的な操作で自動化できる点が特徴です。

これまで専門的な知識が求められた業務フローの最適化も、設定画面でドラッグ&ドロップするだけで実現可能です。たとえば、複数のシステム間で行われるデータ連携や、条件分岐が多い承認プロセスを一元化し、手動で行っていた煩雑な作業を効率化できます。

こうした柔軟性により、高度な業務プロセスも誰でも簡単に扱える仕組みに変えられるのがノーコードRPAの大きな魅力です。

迅速な業務改善を実現する

ノーコードRPAツールは、プログラミング不要で直感的に操作できるため、短期間での導入が可能です。

導入準備にかかる時間を最小限に抑えられるだけでなく、試験運用から本格稼働までをスムーズに進められます。
また、必要に応じて設定をすぐに変更できるため、現場のニーズや業務の変化に即座に対応可能です。

たとえば、特定の部門での導入を皮切りに、成果を確認しながら他部門にも展開していくといった柔軟な対応ができる点が大きなメリットです。

ノーコードで使用できるRPAの活用シーン

ノーコードで使用できるRPAの活用シーン

ノーコードRPAは、専門知識がなくてもすぐに現場で使い始められるため、幅広い業務で活用されています。ここでは代表的な3つの活用シーンを紹介します。

データの入力や転記

ノーコードRPAは、データの入力や転記といった定型業務の自動化に非常に適しています。たとえば顧客情報の登録、請求書データの転記、在庫データの更新といった業務が代表例です。手作業でのコピー&ペーストや手入力を自動化することで、ヒューマンエラーの削減と業務効率化を同時に実現できます。プログラミングの知識がなくても、現場担当者が自らロボットを作成・調整できる点も大きな魅力です。

経費精算

経費精算業務の自動化にもノーコードRPAは役立ちます。申請内容の確認と照合、データ入力の自動化、支払い処理の自動実行などを組み合わせることで、経理担当者の負担を大きく軽減できます。加えて、不正な申請やミスを自動的に検出して適切な対応を促せるため、ヒューマンエラーの削減だけでなく、社内のコンプライアンス強化にもつながります。

Webからの情報収集

競合他社の価格調査や市場動向の把握など、従来は手作業で行われてきたWeb上の情報収集も、ノーコードRPAで自動化が可能です。競合の価格モニタリングや市場動向の把握、顧客レビューの収集などに活用すれば、情報収集業務の効率化に加えて、データの正確性向上やタイムリーな情報提供が実現し、企業の競争力強化にもつながります。

ノーコードで使用できるRPAツール5選

ノーコードで使用できるRPAツール5選

ここからは、ノーコードで利用しやすいRPAツールを5つ厳選して紹介します。
使いやすさや連携機能などを比較し、最適な1つを見つけましょう。

  • ・Power Automate
  • ・AUTORO
  • ・EzRobot
  • ・RaBit
  • ・Robo-Pat

Power Automate

Power AutomateはMicrosoft社が提供するRPAツールで、クラウドとデスクトップの両方に対応した自動化をノーコードで行いやすい点が魅力です。

Office製品やTeamsとの連携がスムーズなため、社内でMicrosoft製品を多用している場合にとくに有効です。フローと呼ばれる手順を画面上で設定し、繰り返し作業を自動化できます。

条件分岐やトリガーも用意されており、メール受信やファイル生成などをきっかけに処理を開始することが可能です。

料金

プラン料金
無料試用版0円
Power Automate Premium2,248円(税抜)/ユーザー・月相当
Power Automate Process22,488円(税抜)/ユーザー・月相当

※支払いは年払い

Power Automate公式サイトはこちら

AUTORO

AUTORO(オートロ)は、オートロ株式会社が提供するクラウド型のRPAツールで、未経験者から経験者まで幅広い層に対応できる設計が特徴です。

基本操作はドラッグ&ドロップだけで直感的に扱えるため、プログラミング知識がなくても簡単にロボットを作成できます。一方で、コーディングに慣れているユーザーには、複雑な業務プロセスをより細かく自動化できる柔軟性も備えています。

Salesforceやkintone、Googleツールなど、主要な外部サービスとのスムーズな連携も魅力の1つです。

料金

プラン料金
トライアルプラン0円
各種基本プラン5万円〜/月(詳細は要問い合わせ)

AUTORO公式サイトはこちら

EzRobot

EzRobotは、株式会社RPAソリューションズが提供するデスクトップ型RPAツールで、業務手順を指示する感覚でロボットを作成できる手軽さが魅力です。初心者にも配慮された直感的なUIは、マニュアルを必要としない設計となっており、世代や経験に関係なく誰でも簡単に使いこなせる点が特徴です。

学習コンテンツも豊富に用意されているため、初めてRPAを導入する企業でも安心して運用を開始できます。

さらに、初期費用がかからず、月額5万円から始められるリーズナブルな価格設定により、コスト面においても優れています。

料金

プラン料金
初期費用0円
月額費用(1台目)5万円
月額費用(2台目以降)4万円

EzRobot公式サイトはこちら

RaBit

RaBitは、ラディックス株式会社が提供するオーダーメイド型のRPAツールで、業務の自動化を低コストで実現します。

プログラミングの知識がなくても、専門のエンジニアがヒアリングから設計・開発・導入・サポートまで一貫して対応するため、ユーザーは難しい設定を行う必要がありません。

初期費用6万6,000円、月額利用料1万450円という業界最安水準の価格設定で、1,500社以上の導入実績があります。業界・業種を問わず、工務店・保育園・飲食業・士業・人材派遣業など、さまざまな企業で利用されています。

また、無料オンラインデモや資料ダウンロードも提供されており、導入前の相談や検討が可能です。

料金

項目料金
初期費用66,000円
月額利用料10,450円

RaBit公式サイトはこちら

Robo-Pat DX

Robo-Pat DXは、スターティアレイズ株式会社が提供するスタンドアロン型のRPAツールで、現場での導入を前提に設計された使いやすさが魅力です。プログラミングの知識がなくても、マウスとキーボードを使った直感的な操作で簡単にロボットを作成できるため、技術者がいない環境でもすぐに活用できます。

また、1ライセンスで複数のPC端末に利用できる点もコスト効率が良く、多くの企業にとって魅力的です。

料金は月額4万円からとリーズナブルで、初めての導入でも安心の1か月無料トライアルが提供されています。設定時にはプログラミングスキルを持つ人材が必要不可欠です。

料金

プラン料金
実行専用版月額4万円〜
フル機能版(作成・実行)月額12万円
無料トライアル1か月間

Robo-Pat DX公式サイトはこちら

ノーコードで使用できるRPAツール導入の成功事例

ノーコードで使用できるRPAツール導入の成功事例

ノーコード対応のRPAツールを活用して成果を上げた事例として、バックオフィス業務を大幅に削減した企業があります。

従来は月末に膨大な請求書データを担当者が手作業でチェックし、システムへ入力していましたが、ノーコードのRPAツールを導入することで自動化に成功。請求書が届いたタイミングでツールが内容を読み取り、社内システムに入力したうえで記載ミスを検知して担当者に通知するフローを構築しました。

結果として、データ入力の手間が約80%削減されただけでなく、確認作業の精度も向上しました。

ノーコードであるため、担当者が現場の声を反映して細かい修正を行いやすく、導入後の運用コストも抑えられています。こうした実績が認められ、他部門でも同様の自動化が進んだそうです。

RPAの導入を検討中なら『おじどうさん』

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ここまで、RPAとノーコードの違い、それぞれのメリット、おすすめツールについて解説してきました。業務自動化を検討している方には、ブルーテック株式会社が提供する『おじどうさん』がおすすめです。このツールは、プログラミングの知識がなくても簡単に操作できる直感的なインターフェースを採用しており、ITスキルの少ないスタッフでもロボットを作成できます。

初期費用は11万円、月額利用料は8万8,000円(税込)と、導入コストもわかりやすい設計になっています。無料トライアル期間が14日間用意されているため、気軽に試すことが可能です。業務効率を高めたいと考える企業にとって、『おじどうさん』は安心して選べるツールといえるでしょう。

まとめ

まとめ

RPAは既存業務の自動化に、ノーコードは新しい業務アプリの開発に強みを持つ技術です。両者は目的や仕組みが異なりますが、共通点も多く、組み合わせることでより柔軟な業務自動化が実現できます。特にノーコード対応のRPAツールは、プログラミングの知識がなくても現場主導で導入・運用できるため、ITリソースが限られる企業でも活用しやすい選択肢です。

ツールを選ぶ際は、料金や機能だけでなく、自社の業務内容やスキルレベルに合っているか、サポート体制が充実しているかを見極めることが重要です。本記事で紹介した活用シーンやおすすめツール、成功事例を参考に、自社に最適なRPA・ノーコードの活用方法を検討してみてください。

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【執筆者】

執筆者:松岡 禄大朗

松岡 禄大朗

ブルーテック株式会社・デマンドジェネレーション部所属。
前職のWEB広告代理店で広告運用やアクセス解析を担当。
WEBマーケティング知識を活かして、現在はコンテンツマーケティングに携わり数多くの記事を執筆。

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