売上目標の達成率を計算する方法|使用上の注意点2つも確認しよう

売上目標の達成率を計算する方法|使用上の注意点2つも確認しよう

「進捗管理はしているけど達成率は使ったことがない」

営業で大切な売上目標にどれくらい近づけたかを確認するための達成率ですが、以上のような人もいるでしょう。
売上目標の達成率は、次の式で求められます。

達成率(%)= 実際の売上 ÷ 売上目標 × 100

たとえば売上目標300万円に対して実績が240万円なら、240万円÷300万円×100=80%です。100%を超えることもあり、実績が目標を上回った分はそのまま表示して問題ありません。この記事では、この基本式をベースに、前月比目標での計算、Excelでの実装方法やそのまま使えるExcelテンプレート、そして達成率を扱ううえで間違えやすい注意点までを、計算例つきで解説します。

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売上目標の達成率を計算するメリット

売上目標の達成率を計算するメリット

まずは、売上目標の達成率を計算するメリットを確認しておきましょう。

メリットを知ることで、達成率を計算する意義を見出せたり、うまく活用しやすくなったりするからです。

  • 進捗管理が容易になる
  • ・モチベーションが上がる

進捗管理やモチベーションの維持が難しいと感じている人は、達成率を利用することで解決する可能性があります。メリットを理解して、有効に達成率を使えるようにしていきましょう。

売上目標の達成率を計算するメリット①進捗管理が容易になる

売上目標の達成率を計算するメリット①進捗管理が容易になる

達成率を明らかにすると、業務のスケジュール感や達成のために必要なことが分かります。数値で表すことによって、ゴール(目標達成)から逆算できます。

たとえば、「今月は〇〇万円売り上げる!」という目標があったとしましょう。10日ほど過ぎた時点で達成率を確認すると、そのままのペースで達成可能かどうかを見極められます。仮に達成率が10日時点で80%の場合には、もう少しペースアップする必要があります。

そのままのペースで達成できないのであれば、行動量を増やしたり、新しい打ち手を考えたりする必要があるでしょう。このように、何をすればよいのかやこのままのペースで達成可能かどうかがわかるのです。目標達成がうまくできない場合には、達成率で進捗を明確にして次なる打ち手を考えていきましょう。

売上目標の達成率を計算するメリット②モチベーションが上がる

売上目標の達成率を計算するメリット②モチベーションが上がる

達成率を利用するとモチベーションを保ちやすくなります。目標に対してどれくらい近づけているのかが明確になるからです。数値化せずにいると、自分の努力が実っている感覚が薄れ、モチベーションも下がってしまいます。月間目標を作っている場合には1ヶ月に1回、年間目標の場合には1年に1回しか成果を確認できないためです。

達成率を常に明確にしておけば、こまめに進み具合を確認できます。仕事に対する意気込みを新たにできる機会が増えるので、モチベーションが高まります。モチベーション維持に悩みを抱えている場合には、達成率を計算してみてください。

売上目標の達成率を計算する方法

売上目標の達成率を計算する方法

達成率を計算するメリットに魅力を感じた人もいるでしょう。続いて、実際に達成率を求めるための計算方法を紹介していきます。

  1. 売上目標が総額である場合(例:〇〇万円)
  2. 売上目標が増減率である場合(例:前月比〇〇%)

それぞれ計算式が異なるため、あなたが達成したい売上目標によって使い分けてください。

売上目標の達成率を計算する方法①売上目標が総額である場合

売上目標の達成率を計算する方法①売上目標が総額である場合

売上額で目標が示されている場合には、以下の計算式で達成率を求めます。

最終的な達成率=実際の売上÷目標×100
・途中経過の達成率=(実際の売上/経過日数)÷(目標/期間)×100

とてもシンプルな計算式なので、すぐに取り組めるでしょう。途中経過の達成率を求める場合には、分数が出てくるので計算間違いをしないように注意してください。具体的な数値で計算例を示しておきますので、参考にしてみてください。

期間は1ヶ月(30日)で売上目標は300万円だと仮定します。

最終的な達成率

売上80万円の場合80万円÷300万円×100=26%
売上320万円の場合320万円÷300万円×100=106%

途中経過の達成率

10日で100万円の場合(100万円/10日)÷(300万円/30日)×100=100%
20日で100万円の場合(100万円/20日)÷(300万円/30日)×100=50%

売上目標の達成率を計算する方法②売上目標が増減率である場合

売上目標の達成率を計算する方法②売上目標が増減率である場合

「前月比20%アップ」のように増減率で目標が示される場合は、いったん金額の目標に置き換えると、総額の場合とまったく同じ式で計算できます。

例えば、前月の売上が100万円で「前月比20%アップ」が目標なら、目標額は100万円×1.2=120万円です。あとは基本式に当てはめるだけです。

達成率=実際の売上 ÷ 目標額(120万円)× 100
| 実際の売上が60万円の場合 | 60万円÷120万円×100=50% |
| 実際の売上が130万円の場合 | 130万円÷120万円×100=約108% |

また、途中経過の達成率も、総額の場合と同じ式で求められます。

例えば、目標120万円・期間30日で、10日時点の売上が40万円なら、

(40万円/10日)÷(120万円/30日)×100=100%

となり、ちょうど達成ペースに乗っていると分かります。

なお「前月比120%」と「前月比20%アップ」は同じ意味(どちらも1.2倍)です。一方で「前月比20%」とだけ書かれていると0.2倍と受け取られる場合があるため、社内で表記を揃えておくと誤解を防げます。

売上目標の達成率をエクセルで計算する方法

売上目標の達成率をエクセルで計算する方法

Excelなら、一度数式を入れておけば実績と目標を入力するだけで達成率が自動計算されます。

実績目標達成率
2024年度B2C2D2

達成率を出すセル(D2)に次の数式を入力します。

=B2/C2 と入力し、セルの表示形式を「パーセンテージ」に設定

表示形式をパーセンテージにすると、×100を書かなくても「80%」の形で表示されます。数値のまま「80」と出したい場合は =B2/C2*100 と入力してください。入力できたら、D2セルの右下にカーソルを合わせると「+」に変わるので、下の年度へドラッグ(またはダブルクリック)すれば数式がコピーされます。以降は実績と目標を入れるだけで達成率が出ます。達成率が100%未満のセルを自動で色付けしたい場合は、条件付き書式を使うと、未達の行がひと目で分かるようになります。

また、そのまま使えるExcelテンプレートを無料で配布しております。二次配布なども自由ですので気軽にご活用ください。

売上目標の達成率を自動計算するExcelテンプレートの画面。目標と実績を入力すると達成率と達成・未達が色分け表示される。
無料 ・ フォーム入力不要

売上目標 達成率 計算テンプレート(Excel)

目標と実績を入力するだけで、達成率・進捗率・コスト削減目標まで自動計算。月次管理にそのまま使えます。

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売上目標の達成率を使用するときの注意点2つ

売上目標の達成率を使用するときの注意点2つ

ここまで、売上目標の達成率を計算する方法を紹介しました。計算式は1度覚えてしまえば、その後はずっと使えるのでぜひ覚えてみてください。達成率を扱う場合には以下2点について注意するようにしてください。

  1. 進捗率も計算する
  2. 売上額や目標値も気にかける

達成率は扱いを間違えると業務効率が悪くなってしまったり、実際の実績が見えにくくなったりしてしまいます。達成率に振り回されないように、注意点を確認してみてください。

売上目標の達成率を使う注意点①進捗率も計算する

達成率は進捗管理にも利用できますが、進捗率を使う方が正確な数値を確認できます。この記事では達成率の計算方法として、総額と増減率の2パターンを紹介しました。

しかし、同じ成果になるように目標を掲げても、どちらの計算式を使うかによって達成率が異なります。そのため、進捗管理に達成率を使うと、実際の進捗とズレが生じてしまうのです。適切に進捗管理を行うためにも、進捗率は達成率とは別に計算しておくことをおすすめします。

売上目標の達成率を使う注意点②売上額や目標値も気にかける

他社や他部署と成果を比較する場合には、達成率だけでなく実際の売上額も利用しましょう。掲げている目標値が違えば、達成率も異なるからです。仮にA部署が300万円、B部署が100万円の売上目標を掲げていたとしましょう。達成率はA部署が50%、B部署が120%であった場合、一見するとB部署の方が優秀に見えます。

しかし、実際の売上額はA部署が150万円でB部署が120万円です。売上額で見ると、A部署の方が優秀なのです。比較材料として達成率を使う場合には、目標値や実際の売上額も検討するようにしてください。

達成率で間違えやすい3つのケース

達成率で間違えやすい3つのケース

基本式はシンプルですが、実務では計算そのものより「どの数字を使うか」で判断を誤りがちです。報告や評価で信頼される数値にするために、次の3つを押さえておきましょう。

期中に目標を修正したとき、分母をどちらにするか

期の途中で目標を見直した場合、当初の目標と修正後の目標のどちらを分母に置くかで達成率は大きく変わります。当初目標1,000万円を期中に800万円へ下方修正し、実績が840万円だったとします。当初目標で見れば84%、修正後の目標で見れば105%です。どちらも正しい数値ですが、意味が異なります。社内で「対当初」「対修正」を併記するか、どちらを正とするかを事前に決めておくと、評価のブレを防げます。

コスト削減が目標のときは基本式が通用しない

残業時間や経費の削減など「減らすこと」が目標の場合、実績÷目標×100をそのまま使うと結果が逆転します。残業を月40時間から20時間まで減らす目標で、実績が25時間だったとしましょう。25÷20×100=125%と計算すると達成できたように見えますが、実際は目標に届いていません。削減目標では「削減できた分 ÷ 削減目標分 × 100」で測ります。この例なら削減できたのは15時間、目標の削減幅は20時間なので、15÷20×100=75%が正しい達成率です。

進捗は暦日ではなく営業日で見る

月の途中で達成ペースを確認するとき、経過日数を暦日で数えると実態とずれることがあります。土日に売上が立たない商材では、暦日の半分が過ぎていても営業日はまだ4割ということが起こるからです。営業日ベースで時間進捗を出し、達成率と並べて見ると、遅れているのか順調なのかを正確に判断できます。

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本コラムで解説した通り、営業目標の達成には「現状の数値をリアルタイムで把握し、次のアクションへ繋げること」が不可欠です。しかし、複数のシステムからデータを抽出し、Excelに集計してレポートを作成する作業には、膨大な時間と手間がかかります。そこでおすすめなのが、挫折しないRPA『おじどうさん』です。

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FAQ(よくある質問)

Q. 達成率は100%を超えてもよいですか?
A. 超えて問題ありません。実績が目標を上回れば達成率は100%を超えます。超過分を100%で頭打ちにして報告すると、目標設定が妥当だったかの検証ができなくなるため、超過はそのまま表示するのがおすすめです。

Q. 達成率と進捗率は何が違いますか?
A. 達成率は「目標に対して実績がどこまで届いたか」、進捗率は「予定した時間のうちどこまで進んだか」を表します。同じ成果でも計算の仕方で数値が変わるため、進捗管理には達成率とは別に進捗率を出すほうが正確です。

Q. 前月比〇%アップが目標のときはどう計算しますか?
A. 目標をいったん金額に置き換えます。前月100万円で「前月比20%アップ」なら目標は120万円。あとは実際の売上÷120万円×100で達成率が出ます。

Q. Excelでの計算式を教えてください。
A. 達成率のセルに =実績のセル/目標のセル と入力し、表示形式をパーセンテージにするだけです。数値で出したい場合は末尾に *100 を付けます。

まとめ|売上目標の達成率を活用して成果アップを目指そう

まとめ|売上目標の達成率を活用して成果アップを目指そう

売上目標の達成率について紹介してきました。達成率を活用すると、進捗管理やモチベーション維持に役立ちます。業務効率がアップしますので、積極的に活用していきましょう。達成率の計算方法は以下の通りです。

  • 目標が総額表示である場合
    • 最終的な達成率=実際の売上÷目標×100
    • 途中経過の達成率=(実際の売上/経過日数)÷(目標/期間)×100
  • 目標が増減率表示である場合
    • 最終的な達成率=増減の実績÷増減の目標値×100
    • 途中経過の達成率=(増減の実績/経過日数)÷(増減の目標値/期間)×100

記事中では具体的な数値を用いて計算例も示しましたので、参考にしながら計算してみてください。達成率があがらずなかなか目標達成ができない場合には、以下の記事も読んでみることをおすすめします。目標達成をするためにやるべきことをまとめているので、ぜひ実践してみてください。

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【執筆者】

執筆者:松岡 禄大朗

松岡 禄大朗

ブルーテック株式会社・デマンドジェネレーション部所属。
前職のWEB広告代理店で広告運用やアクセス解析を担当。
WEBマーケティング知識を活かして、現在はコンテンツマーケティングに携わり数多くの記事を執筆。

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