【2024年最新】名刺管理アプリ・ソフトおすすめ20選!無料版もあり
職種や企業規模を問わず、どんな企業でも日々名刺のやりとりが発生することでしょう。そしてその名刺の管理方法は、あらゆる企業にとって課題の1つであるはずです。
たかが名刺とあなどってはいけません。名刺はあらゆる商談の入口であり、企業にとって過去の取引の履歴とも言える重要なものです。だからこそ、様々にある管理方法の中から自社に適したものを選び、正しい方法で管理する方法があります。逆に、正しい管理が行われれば、名刺は思わぬ力を発揮するものです。
貴方の机の引き出しには、管理されないままの名刺が眠っていませんか…?
本稿では特にPCアプリケーションを使ったデジタル管理をテーマとして、現代の最新名刺管理方法についてご説明していきます。もらったらもらいっぱなしだったという方にも、すでに何らかの名刺管理を実践しているという方にも、新たな発見を得ていただける内容です。ぜひ、最後までご覧ください。
【この記事の目次】
名刺管理アプリ・ソフトとは
「名刺管理」について改めて説明すると、ビジネスシーンで受け取った名刺を整理し、管理するプロセスのことを指します。特に営業担当者は毎日多くのビジネスパーソンと接触し名刺交換を行うため、気づくと大量の名刺が手元に溜まってしまいます。
そうなると、何処に名刺を保管しているのか、いつ・どこで交換した名刺なのか曖昧になり、会社の重要な資産とも言える名刺の効力が十分に発揮できなくなるでしょう。
そういった場面で管理作業を簡略化してくれるのが、名刺をデジタル管理できる名刺管理アプリです。
しかし、近年では様々な種類の名刺管理アプリが、無料/有料を問わずリリースされており、ユーザーからすれば、どれを選べば良いのか判断が難しいのではないでしょうか。
そこで、以降の章では名刺管理アプリの種類とそれぞれのオススメのツールをご紹介していきます。
名刺管理アプリ・ソフトおすすめ20選
今、市場で手に入る名刺管理アプリケーションにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでいくつ か代表的な商品のパターンを見てみることにします。
個人向け無料名刺管理アプリケーション
無料で手に入る名刺管理アプリケーションもいくつかあります。特にスマートフォンのアプリストアで検索すれば、多くの無料名刺管理アプリケーションを見つけることができるでしょう。大抵がスマートフォンのカメラで名刺を撮影すれば、すぐに名簿化されるというものです。スマートフォン同士で名刺データの交換ができる機能を搭載しているものもあります。
コストがかからず、気楽に使えることは強みといえるでしょう。ただしあくまで個人向けの色合いが強く、企業で導入して情報を共有する前提には作られていないものが多いようです。
つまり社員みんなで名刺情報を蓄積していくといった使い方に適していません。もし企業でこれを導入しようとした場合は名刺情報がすべて個人管理となり、社員が退職してもずっとその人の情報資産でありつづける…つまり情報漏洩の元になる危険性もあります。
そうしたデメリットも踏まえたうえで使える人、例えばフリーランスで仕事をしている人などには向いているアプリケーションかもしれません。
メリット:無料、スマートフォンで簡単に使える
デメリット:情報共有性が低く、情報流出の危険性
ここからは、オススメの個人向け無料名刺管理アプリケーションと、それぞれの特徴を紹介していきます。アプリ選びの参考にしていただければ幸いです。
myBridge
製品名 | myBridge | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | OCRスキャナー/名刺共有/名刺管理 |
『myBridge』は、LINE株式会社が提供している個人向け無料名刺管理アプリケーションです。このアプリは、iOS/Androidの両方で利用可能で、個人レベルの名刺管理であれば基本機能を完全無料で活用できます。
名刺は文字認識技術と手作業を組み合わせてデジタル化され、社内の名刺情報は一元管理される共有名刺帳に保存されます。さらに、LINEとの連携がスムーズでLINE上で名刺データの共有ができます。また、他の名刺管理サービスを使用していた場合でも、データの移行が簡単に行えます。
出典:「myBridge – サクッと名刺管理」
CAMCARD
製品名 | CAMCARD | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | OCRスキャナー/名刺共有/名刺管理 |
『CAMCARD』はアメリカのIntsigInformationCorporationが提供している個人向け無料名刺管理アプリケーションです。このアプリはiOS/Androidの両方で利用可能で、名刺の読み取り・管理・共有といったことが全て無料で行えます。
ほかにも名刺に追加情報や相手とのやりとりの履歴も残せるので、メモの代わりにも活用できます。スマホやパソコンなど端末を選ばずに利用できるので、外出先での確認にも便利です。また、事前に自分の名刺情報を登録しておくことで会議、展示会、商談といった場面で、電子名刺交換ができるようになります。
出典:「CAMCARD」
Microsoft Office Lens|PDF Scanner
製品名 | Microsoft Office Lens|PDF Scanner | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | スキャナー/データ管理 |
『Microsoft Office Lens|PDF Scanner』はMicrosoftが提供しているサービスです。このアプリはiOS/Androidの両方で利用可能で、名刺管理というより、名前の通り紙媒体の情報をPDFや画像データに変換できるスキャナーアプリです。
OCR機能はない為、テキストデータへの変換は手動で行わなければ行けない点に注意が必要ですが、「クラウド上に名刺情報を保存したくない」「スマホやPCで名刺情報が手軽に確認できればいい」という方には個人端末内でデータ保存と管理が行えるためオススメできます。
出典:「Windows Office Lens – Microsoft」
Evernote Scannable
製品名 | Evernote Scannable | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | スキャナー/データ管理 |
『Evernote Scannable』はアメリカのEvernote Corporationが提供しているサービスです。このアプリはこのアプリはiOSのみで利用可能で、Microsoft Office Lens同様スキャナーアプリです。
基本的な機能は、Microsoft Office Lensと変わりませんが特筆すべき点は、同社が提供するメモ帳アプリEvernoteと連携できる点で、名刺にメモを追記したりと言った使い方が可能です。そのため、Evernoteを頻繁に利用する方にはオススメできるアプリです。
出典:「Evernote Scannable」
名刺認識
製品名 | 名刺認識 | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | OCRスキャナー/名刺管理/名刺共有(QRコード) |
『名刺認識』はアメリカのABBYYが提供しているサービスです。名刺をカメラでスキャンし、デジタルデータ化することができます。データ化された名刺は検索機能を備えており、保存に場所を取らず、共有や送信も容易です。ただし、無料プランでは保存制限があります。
また、スキャンした名刺を手入力せずに保存でき、ミスを修正することも可能です。電話番号やSNSリンクからコンタクトを素早く取ることができ、二次元コードやメールでの共有もサポートされています。名刺の交換も効率的で、ExcelにエクスポートしてPCで管理することもできます。
出典:「iPhone用名刺スキャナーと連絡先管理ツール | ABBYYの名刺リーダーアプリ」
法人向け無料名刺管理アプリケーション
企業や団体等で導入することを前提として開発された無料名刺管理アプリケーションもあります。人気の製品はやはりスマートフォンで名刺をデータ化するだけでなく、同じアプリケーションを使っている人同士をSNS感覚でゆるくつなげてコミュニケーションをとれる画期的な機能も搭載しています。異動・昇進情報もこのアプリケーションを通じて通知され、データベースを常に最新に近い状態に保つことができます。このように充実した管理機能が無料で手に入るというのは、大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、やはりどこまでいっても社員個人個人が独自に管理するアプリケーションであるとも言えるでしょう。前述のように個人管理には危険な面もありますし、名刺の情報を社の集合知として蓄積するための機能は若干弱いようです。
こちらもフリーランスで仕事をしている人にとっては、特にコミュニケーション機能などが有効に活用でき、使い勝手のよいアプリケーションかもしれません。
メリット:無料であること/相互コミュニケーションなど付加機能が多彩
デメリット:個人管理となり、共有性が高くない/情報流出の危険性
以下では、オススメの法人向け無料名刺管理アプリケーションをご紹介いたします。
Wantedly People
製品名 | Wantedly People | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | OCRスキャナー/名刺共有/名刺管理/プロフィール検索 |
『Wantedly People』は、ウォンテッドリー株式会社が提供している個人向け無料名刺管理アプリケーションです。最大の特長は、名刺管理の基本機能に加え、各人が登録する名刺情報をキーとしたソーシャルネットワーク形成がされていることです。
名刺交換した相手が異動・転勤などによりプロフィールを更新した場合、アプリ上のデータも自動的に更新され、常に最新情報を取得できます。また、10枚の名刺を無造作に並べてまとめてカメラで撮影するだけで、すべての名刺情報を同時に読み取りできるため、煩雑な名刺読込作業も容易となります。
出典:「Wantedly People | 名刺管理が驚くほど簡単な無料アプリ、ウォンテッドリーピープル」
Eight
製品名 | Eight | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | OCRスキャナー/名刺共有/名刺管理/プフィール検索 |
『Eight』はSansan株式会社が提供している個人向け無料名刺管理アプリケーションです。このアプリでは、名刺データの電子化に関する枚数制限や保存容量に制約がなく、完全に無料で利用できます。
さらに、ビジネスSNSとしての利用もできるため、名刺のオンライン交換も可能で、単にURLやQRコードを送信するだけで名刺情報の登録が完了します。名刺情報の読み取りについても、AIとオペレーターの協力により、非常に高い読み取り精度を実現しています。
出典:「名刺アプリ「Eight」 – タッチで交換。スマートに管理。」
名刺ファイリングCLOUD
製品名 | 名刺ファイリングCLOUD | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 有料版:年額2,400円~ |
主な機能 | OCRスキャナー/名刺共有/名刺管理 |
『名刺ファイリングCLOUD』は株式会社NTTデータNJKが提供している個人向け無料名刺管理アプリケーションです。このアプリは、金融機関向けのシステムと同等のセキュリティ基準を満たしており、情報漏洩の心配はありません。そのため、大量の名刺データを安心して利用できます。
さらに、名刺情報を活用して地図検索や電話発信などをワンタッチで行うことができ、日々の業務をスムーズに進めるのに役立ちます。基本的な機能は無料で提供されていますが、100枚以上の名刺管理をしたい方には有料プランも用意されています。
出典:「名刺管理 サービス|名刺ファイリングCLOUD(旧名称 THE 名刺管理)|基本利用料0円 無料」
PiQy
製品名 | PiQy | 無料トライアルの有無 | – |
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価格 | 無料 | 主な機能 | 名刺共有/名刺管理/プロフィール検索 |
『PiQy』は株式会社ブローダが提供している無料の名刺コミュケーションアプリです。このアプリは、他の名刺管理アプリとは毛色が異なり、大量の名刺をスキャンして管理するという用途には向きません。
あくまでも名刺やプロフィールカードを起点としたSNSアプリです。
デザイン性の高い名刺を作成する機能がついており、ビジネス用にもプライベート用にも300種類以上のテンプレートの中から好みのデザインから名刺作成ができます。また、名刺交換した相手とチャットをしたり、SNS感覚で名刺管理できる点が特徴です。
出典:「デジタル名刺アプリPiQy-名刺作成・名刺交換・連絡先管理 カードで繋がるコミュニケーションアプリ」
法人向け有料名刺管理アプリケーション
法人向けで、なおかつ有料の名刺管理アプリケーションの中でも、すでに人気を博している製品はいくつかあります。どのアプリケーションも名刺をスキャンしてデータベース化する流れについては同じですが、それに付随する様々な機能を搭載しているものも多いようです。
例えば企業や部署を自動で分類してデータを蓄積してくれる機能などもあり、まさに企業向けで、みんなで使ううえで有効な機能といえるでしょう。さらに最新のアプリケーションの中にはインターネットに接続して企業の異動・昇進情報を収集して自動で反映してくれる機能(一部上場企業に限る)、データベースの中にある企業に関するニュースを収集して表示してくれる機能など、ユニークな機能を搭載したものもあります。組織で利用する前提で設計されているため、情報流出の危険性も極めて低くなります。
企業全体で導入し、名刺を有効に使いたい場合には最適なものであると言えますが、デメリットとしてはそれなりのコストがかかってしまうことです。実例を挙げれば某アプリケーションAは利用者1人につき3,500円/月に加えて専用スキャナーレンタル料10,000円/月、某アプリケーションBは少し安く利用者1人につき3,000円/月という価格設定になっています。
総合すると企業としての利用価値は高いものの、ランニングコストを考えれば毎月かなりの量の名刺を管理する必要がある企業…つまりある程度規模の大きな企業などに適しているアプリケーションと言えるかもしれません。
メリット:企業利用に最適化された機能/最新のユニークな機能
デメリット:利用コストが高額であること
以下では、オススメの法人向け有料名刺管理アプリケーションをご紹介いたします。
Knowledge Suite
製品名 | Knowledge Suite | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額50,000円~ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/メール配信/グループウェア機能 |
『Knowledge Suite』はブルーテック株式会社が提供するクラウド型SFA/CRMです。名刺管理機能以外にも、スケジュール管理やワークフロー、ファイル共有といったグループウェアの機能のほか、営業支援SFAや顧客管理CRMといったビジネスに必要なアプリケーションがオールインワンでパッケージされているため、社内業務のDXに最適なサービスです。
名刺管理機能としては、業界トップクラスの文字認識率を持つOCRサービスを持っており、国内オペレーターによる手入力補正処理がされるため、名刺のデータ化を正確に行えます。さらに、ユーザー数(ID数)無制限で利用でき、データ蓄積量に応じて料金が課金されるのも注目すべき点です。
出典:「名刺管理サービス GRIDY 名刺CRM | CRMならKnowledge Suite」
Sansan
製品名 | Sansan | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 要問合せ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/メール配信/AI分析 |
『Sansan 』はSansan株式会社が提供する法人向けクラウド名刺管理サービスです。特にメガバンクや官公庁などでの導入実績があり、情報セキュリティの面でも高い信頼性がありま
国内最大級の企業情報データベースである、『帝国データバンク』と連携しているため、取り込んだ名刺データも常に正確かつ最新な状態を保つことができます。また、AIが自社の名刺情報データベースから興味を持ちそうな人物の名刺を自動的に選定してくれるため、迅速な社内連携が可能となり、スピード感のある営業活動を実現できます。
出典:「名刺管理サービス GRIDY 名刺CRM | CRMならKnowledge Suite」
eセールスマネージャーRemix Cloud
製品名 | eセールスマネージャーRemix Cloud | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額1万1千円~ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/グループウェア機能 |
『eセールスマネージャーRemix Cloud 』はソフトブレーン株式会社が提供するクラウド型SFA/CRMです。基本的な名刺管理機能以外で、特筆すべきなのは人脈管理機能で、名刺情報の管理だけでなく、まだ名刺交換していない人も見える化できます。
名刺情報をキーとして、営業活動の可視化や組織力向上、顧客満足度向上など営業課題の解決に役立ちます。また高度なBI機能もあるため、自社の基幹システムと連携しデータ分析も可能です。
出典:「営業部のDXなら定着率95%のCRM/SFA、eセールスマネージャー | ソフトブレーン株式会社」
名刺de商売繁盛
製品名 | 名刺de商売繁盛 | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額32,000円~ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/メール配信 |
『名刺de商売繁盛 』はヤマトシステム開発株式会社が提供する法人向けクラウド名刺管理サービスです。通常の名刺管理機能を持ちつつ、特筆すべきなのは月額32,000円のユーザー数無制限という低料金で利用可能な点です。
利用者数に応じた従量課金の他サービスと比較して、ランニングコストを大幅に抑えられます。ただ、名刺をデジタル化するたびに40円の従量課金がある点には注意が必要です。正確な料金感を把握するためには、事前に自社の平均的な名刺獲得量を算出した方が良いでしょう。
CAMCARD BUSINESS
製品名 | CAMCARD BUSINESS | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額1,700円~ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/メール配信 |
『CAMCARD BUSINESS 』はアメリカのIntsigInformationCorporationが提供している無料名刺管理アプリ『CAMCARD』の法人版です。シンプルな機能とコストパフォーマンスが特徴です。また、メール配信機能など簡易SFA機能も備えており、商談情報やタスクを名刺に関連付けて管理することができます。
ユーザー数毎の従量課金になるため、社内で利用するユーザー数が数百名を超えるという場合は、他のサービスの方がコストパフォーマンスが高くなる可能性がある点には注意が必要です。
出典:「CAMCARD BUSINESS」
名刺ソナー
製品名 | 名刺ソナー | 無料トライアルの有無 | ○ |
---|---|---|---|
価格 | 要問合せ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/グループウェア機能/AI分析/名寄せ |
『名刺ソナー 』はユーソナー株式会社が提供している法人向けクラウド名刺管理サービスです。同社が提供する日本最級の法人データベース『LBC』と連携しており、スマートフォンで名刺を撮影して瞬時に正確なテキストデータに変換できます。
さらに、LBCは全国の法人企業を網羅しているので、売上、規模、エリア、業種等の属性毎の自社サービス浸透率を把握でき、AIによる需要測定で受注見込みの高い企業も測定できます。
出典:「名刺からビジネスの未来が見えてくる | 名刺ソナー(名刺Sonar)」
SKYPCE
製品名 | SKYPCE | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 要問合せ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/メール配信/グループウェア機能/名寄せ |
『SKYPCE』はSky株式会社が提供している法人向け名刺管理サービスです。最大の特徴として、クラウド以外にもオンプレミスでサービスを提供していることがあります。
オンプレミスであれば、名刺情報は自社で設置したサーバー内に保管されるため、セキュリティ上の問題で顧客の名刺情報をクラウドに保存したくない企業には最適なサービスです。
出典:「営業支援・名刺管理サービスのSKYPCE(スカイピース)」
メイシー
製品名 | メイシー | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額2,178円 | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/メール配信 |
『メイシー』は株式会社もぐらが提供している法人向け名刺管理サービスです。最大の特徴はその価格で、ユーザー数無制限で2,178円は業界でもトップクラスの安さです。また、名刺管理に特化しているため、シンプルでITが苦手な人にも適したサービスと言えます。
出典:「名刺管理アプリ・ソフトならメイシー(maysee)」
トーニチ ネクスタ メイシ
製品名 | トーニチ ネクスタ メイシ | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額660円~ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/名寄せ |
『トーニチ ネクスタ メイシ』は東日印刷株式会社が提供している法人向け名刺管理サービスです。ユーザーごとの従量課金ではありますが、月額660円とコストパフォーマンスに優れています。また、名刺読込や名刺情報の管理に優れており、AIを活用した名刺の読み取り精度の向上や、読み込んだ名刺の自動名寄せ機能も搭載しています。
出典:「NEXTa Meishi ネクスタ・メイシ – 月々660円ではじめる法人企業向け名刺管理」
アルテマブルー
製品名 | アルテマブルー | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額2,750円~ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/名寄せ/メール配信 |
『アルテマブルー』はキヤノンエスキースシステム株式会社が提供している法人向け名刺管理サービスです。ユーザー毎の従量課金制で名刺管理に役立つ機能を過不足なく豊富に備えている優等生なサービスです。また、『Kintone』や『Salesforce』『Microsoft365』との連携機能があるため、これらのサービスを利用している企業には特にオススメです。
出典:「アルテマブルー | 営業力に差をつける法人向け名刺管理」
サスケLead
製品名 | サスケLead | 無料トライアルの有無 | ○ |
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価格 | 月額50,000円~ | 主な機能 | OCRスキャナー/CRM/メール配信/MA/電話発信機能 |
『サスケLead』は株式会社インターパークが提供しているセールス&マーケティング支援ツールです。基本料金に加えて、ユーザー毎の従量課金制を採用しており、他サービスと比較すると料金は高めです。しかし、名刺管理に役立つ機能だけでなく、セールス・マーケティングにおいて必要な機能を過不足なく備えている優等生なサービスです。
出典:「見込み客を受注へ|マーケティングオートメーション(MA)・営業支援(SFA)ならサスケ」
名刺管理アプリ・ソフトの機能
名刺管理アプリケーションは、名刺情報をデータベースとして蓄積し管理できるものを指します。
本項では、名刺管理アプリケーションの代表的な機能についてそれぞれ解説していきます。
名刺の取り込み
紙媒体の名刺をスマートフォンのカメラやスキャナーを活用して、OCR(光学文字認識)機能で画像から文字をデータ化して読み取ります。読み取った情報は名刺情報として、自動的にデータベースに格納され、名刺の取り込みが完了します。しかし、読み取る文字(例えば「I」と「l」など)によっては見分けにくいものがあるため、正しくデータ化されたのかを目視で確認する必要があります。
項目の分類
名刺から取り込んだ情報は、会社名、部署・役職、氏名、所在地、電話番号、メールアドレスといった項目ごとに自動的に分類されてデータベースに格納されます。これによって、特定部署や部長職以上の名刺だけを抽出するといった「フィルタリング検索」に役立てることができます。
登録情報の名寄せ
名刺データベースの中に同一人物のデータが複数保存されることもあります。このような複数の同一データを会社名や氏名、メールアドレスを基に自動的に一つのデータとしてまとめる機能が名寄せです。
名寄せができていないと、データベースに登録されている名刺へ一斉メール配信を行う時などに、「同じ人物に重複したメールを送ってしまう」といったリスクがあります。
名刺情報の更新
例えば名刺情報とネットワークを連結させているサービスでは、名刺交換した相手が名刺情報を更新すると自動的に自社の名刺データベースが更新される機能を持つ物もあります。
名刺情報へのタグ付け
取り込んだ名刺データに、タグのようなテキスト情報を添付できる機能もあります。例えば、いつどこで名刺交換したのかなどのデータも、タグを付けて管理することで必要な情報をより素早く抽出でき、名刺情報を活用しやすくなります。
人脈の可視化
データベースに登録されている名刺情報を基に、自動的に組織ツリーの作成を行う機能です。誰が担当者で、誰が決裁者なのか、一目で把握できるようになります。また顧客との過去の接触履歴を名刺にひも付けて管理できることで、社内の誰が顧客と繋がっているのかも瞬時に確認できます。
名刺管理アプリ・ソフトのメリット
効率性
アナログ管理の場合、大量の名刺をきれいに整理して収納しようと思うと、企業ごとや部署ごとにファイルを分けたり、あいうえお順に並べたり、あるいはそうした管理方法を統一化するために誰か1人が名刺管理担当者になっていたりしませんか? アプリケーション管理ならそうした面倒なタスクや人員確保は不要です。名刺をスキャナーにかけるだけで瞬時に氏名、企業名、部署や電話番号などが自動的にデータベースに蓄積されていくのです。
検索性
上記のように蓄積されていったデータの中から誰かの情報を検索しようと思った時も、アプリケーション管理なら一瞬です。氏名や会社名、部署名などのキーワードの入力ですぐに必要な情報が取り出せます。条件によるデータの並べ替えや、商談履歴を確認できるものもあり、名刺をビジネスにもっと活用できるようになります。
共有性
アナログ管理の場合、基本的に名刺は社員個人で管理するものになりがちです。会社全体用の名刺フォルダがあったとしても、必ずしも共有性に優れているとは言えません。
アプリケーションで入力された名刺情報は、インターネットを通じて複数の社員が閲覧することも可能です。
営業部門でよくありがちですが、「新規商談かと思って行ってみたら、すでに他の営業マンが何度か商談を行なっていた…」というようなトラブルもなくなります。また、営業部門の多数のお客様情報に別の部門がアクセスしなければならないような場面でも、特に何のハードルもなくこれを遂行することができるのです。
また、社員の誰かが異動・退職してしまったような場合にも、顧客情報をすぐに他社に引き継ぐことができるのも大きなメリットでしょう。
物理的な利便性
アプリケーションを通じて紙の名刺をデジタルデータ化することで、物理的な恩恵も多くあります。
例えば「場所をとらない」というのもその1つでしょう。デジタルなら、名刺データが何千枚、何万枚分蓄積されたとしても、机の引き出しを圧迫することは決してありません。
そして「失くさない」というメリットもあります。
1度蓄積されたデータは、よほどのことがなければ消失することはないのです。また、スマートフォンやタブレットに対応したアプリケーションであれば、外出先でもすぐに名刺情報にアクセスすることができます。これをアナログ管理でやろうとすれば、何百枚もの名刺を鞄に詰め込んで持ち歩かなければなりません。
名刺管理アプリ・ソフトのデメリット
名刺管理アプリケーションには様々なメリットがありますが、一方でデメリットもあります。例えばOCR機能による名刺データの読み取りは、現状100%の精度で行うことができません。そのため定期的なデータクレンジングを行わないと、ビジネスでの正確性が損なわれる可能性があります。また、名刺データをクラウド上で管理することで、必然的に不適切なアクセスや情報漏洩のリスクも高まります。
名刺管理アプリケーションを導入する際は上記のようなデメリットを理解した上で、社内で運用方針を確立させ、不足の事態が起きた際のバックアッププランを計画しておきましょう。
名刺管理のデメリットについてより詳しく知りたい場合は次の記事をご確認ください。
設置リンク:https://www.bluetec.co.jp/knowledgesuite/service/meishi/article/meishi-introduction/
名刺管理アプリ・ソフトを選ぶ時のポイント
前述したように、昨今では様々な名刺管理アプリがリリースされており、機能や得意分野もアプリによって千差万別、自分や自社に合ったアプリケーションを選ぶのは簡単ではありません。大切なデータを管理するアプリだからこそ、できれば失敗したくないと考えるのが一般的でしょう。
そこで、本項では名刺管理アプリを選ぶ時のヒントとなる以下6つのポイントを詳しく紹介いたします。
・個人向けか法人向けか
・名刺情報の登録方法
・名刺の読込精度
・導入形態は何か
・使いやすさと機能の確認
・料金プランと価格相場
個人向けか法人向けか
名刺管理アプリには、個人向けと法人向けの2種類があります。個人向けは、個人ユーザーが自身の名刺を整理し、管理することを目的としているため、多くの場合名刺を管理できる枚数や名刺共有の機能に制限があり、法人向けの高度な機能や連携は備えていません。一方、法人向けは、組織全体で名刺情報を共有し、営業活動やマーケティングに活用することを目的としています。さらに大量の名刺データを管理できるようになる上、組織として名刺管理を進めていきたい場合は法人向けを利用すべきです。個人事業主やフリーランス、副業で名刺管理を行いたいサラリーマンなどのユーザーは個人向け名刺管理アプリで問題ないでしょう。
名刺情報の登録方法
名刺情報の登録方法は、大きく分けて専用のスキャナーとスマホカメラでの撮影に分かれます。
専用スキャナーで登録しなくてはならない場合は、外出先で名刺読込ができない為、出先で気軽に名刺登録を行いたいという企業は登録方法に注意しなくてはなりません。
名刺の読込精度
多くの名刺管理アプリはOCR機能を備えており、名刺をスキャン・撮影して自動的にテキスト化しますが、読み取り精度を100%にすることはできません。そのため、一部のベンダーはオペレーターによる手動確認・修正サービスを提供しています。こういったデータ補正サービスを利用することで、名刺データの品質向上を実現していますが、補正の精度、反映までの時間、コストなどもサービスによって変わるので、事前にチェックしておくべきです。
導入形態は何か
名刺管理アプリの導入形態は大きく分けてクラウドとオンプレミスの2つに分かれます。
クラウド型は、ベンダー側が運営するサーバーにデータを保存しされるため、インターネットに接続出来る環境であれば、どこからでもアクセス出来ます。また、他のメリットとして、自社のサーバーを用意する必要がない為、初期費用や運用費用がかからないことが挙げられます。
一方、オンプレミス型は、データを自社のサーバに保管し、自社内で運用する形態です。クラウドと比較して、セキュリティ面での優位性があり、カスタマイズや他のシステムとの連携が容易というメリットがあります。どちらのタイプが自社に適しているかは、企業のセキュリティ要件と予算に合わせて検討すべきでしょう。
使いやすさと機能の確認
特に法人向けの名刺管理アプリでは、使いやすさと必要な機能の確認が大切です。社内の幅広いユーザーが利用するため、出来る限りIT初心者でも操作が容易なソフトを選びましょう。事前に無料トライアルを利用して操作性を確認しておきましょう
また、自社にとって必要な機能が提供されているかを確認しましょう。名刺管理アプリには、シンプルに名刺管理機能だけを追求したアプリや、名刺に紐づいた顧客情報や商談情報とったCRM機能、メールの一斉配信といったSFA機能、タスク管理や社内チャット、カレンダー管理といったグループウェア機能など様々な機能がついてるアプリなど多岐にわたります。自社にとってどういう機能が必要なのかを、それぞれのアプリを比較検討しながら洗い出しておくことがアプリ選びにおいては大切です。
料金プランと価格相場
法人向け名刺管理アプリの料金体系は多様で、月額定額のサービスや、月額料金加え初期費用がかかるもの、名刺データ量により課金されるもの、利用ユーザー数により課金されるもの、名刺をスキャンする毎に課金されるものなどがあります。各料金形態に応じて、自社の利用規模を把握して事前に毎月の料金を試算しておくことが大切です。また、法人向けサービスは一年以上の長いスパンで利用するのが基本となります。そのため、現時点だけでなく将来的な利用規模も視野に入れておくべきです。
どんな企業にもオススメの名刺管理アプリ・ソフトは『Knowledge Suite』
これまでご紹介した名刺管理アプリに加え、当社の『Knowledge Suite』もご検討ください。この製品は、グループウェア、SFA、CRMといった複数の機能を統合した総合的なビジネスアプリケーションです。名刺管理機能も充実しており、名刺のデータ化と営業効率化を始めたい企業に最適な初心者向けツールです。以下では大きな特徴をご説明します。
スマホで撮るだけ簡単取り込み
忙しい営業活動の合間に名刺情報を手入力する手間をなくすことで、営業マンの負担が軽減され営業活動時間を最大限に活用できます。また、余計な残業時間を減らすことができ、コスト削減につながります。また、イベントや展示会で獲得した名刺を即デジタル化できるので、他社よりも早い顧客接触を実現することができます。付属するメール配信機能を使うことで、最速でイベント翌日にフォローメールの一斉配信も可能です。
クラウドデータベースで営業活動が可視化!
営業報告・商談状況もすべてデジタル化、データベースに蓄積され営業活動が可視化!また、担当者の異動時・退職時も確実に引き継ぐことができるので、大切な会社資産の損失を防ぐことができます。
スマホで手軽に営業報告・案件情報のチェック
『Knowledge Suite』はクラウドのビジネスアプリケーションのため、スマ-トフォンからも手軽にアクセス可能。外出先で手軽に営業報告を行ったり、案件情報をチェックできるため、外出の多い営業担当者の心強い味方となります。
名刺管理アプリKnowledge Suiteについての詳しい説明はこちら
【執筆者】
松岡 禄大朗