AIファイルボックスサービス利用規約

第1章 総則

第1.1条(規約の適用)

ブルーテック株式会社(以下「当社」という)は、以下の条項によりAIファイルボックスサービス利用規約(以下「個別規約」という)を定め、契約者に対してAIファイルボックス(以下「本サービス」という)の提供を行うものとする。また本サービスの利用にあたっては、個別規約とは別途「ブルーテック提供サービス共通利用規約」(以下「共通規約」という)に同意するものとする。個別規約中、特に説明のない略称は、共通規約に定めるところとする。

第1.2条(用語の定義)

個別規約における用語の定義は、個別規約において別段の定めをするものを除いて、共通規約で定める用語の定義と同一とする。なお、個別規約における用語の定義と共通規約における用語の定義が矛盾抵触する場合は、個別規約における用語の定義を優先して適用する。

第1.3条(規約の変更)

当社は、当社が必要と判断した場合、個別規約の変更、追加、削除等をすることができる。当社は、個別規約の変更、追加、削除等をする場合には、相当期間を定めて、変更後の個別規約の内容および効力発生時期を本サイト上に掲載する方法その他の適切な方法で周知するものとし、変更後の個別規約または個別規約は、当該効力発生時期が到来した時点で効力を生じるものとする。なお、当該効力発生時期以降に契約者が、当社サービスを利用したときは、契約者は変更に同意したものとみなす。個別規約が変更された後の当社サービスの提供条件は、変更後の個別規約に従う。

第2章 本サービスについて

第2.1条(定義)

(1)「AI機能」とは、当社が提供する大規模言語モデルその他の人工知能技術に加え、契約者または利用者が提供したデータベース、外部コンテンツ、当社が提供する検索機能を組み合わせて情報を取得し、生成物を出力する仕組み(Retrieval-Augmented Generation、以下「RAG」という)を含むものをいう。
(2)「生成物」とは、AI機能によって契約者または利用者の入力および参照データに基づき生成されたテキスト、画像、音声その他の出力をいう。

第2.2条(データ提供と責任)

1. 契約者がRAGの基盤となるファイルボックスへ(RAGで利用するファイルを格納する機能)、文書データ、FAQ、外部システムからの情報を提供する場合、当該データについての適法性・正確性・第三者権利侵害の有無について契約者が責任を負うものとする。
2. 当社は、契約者が提供するデータの内容を監視または保証する義務を負わない。
3. 契約者は、AI機能による検索・参照結果に誤りが含まれる可能性を認識し、その利用に際して自ら内容を検証するものとする。

第2.3条(生成物と参照情報の性質)

1. AI機能(RAGを含む)による生成物は参照データを反映するが、その正確性、完全性または最新性について当社は一切保証しない。AI機能は参照情報を誤って解釈・要約・統合する場合があり、その結果として生成物に誤謬や不適切な記載が含まれることがある。契約者はこれを理解し、自己の責任において利用するものとする。
2. 生成物の利用に起因して契約者または第三者に損害が生じた場合でも、当社は故意または重大な過失がある場合を除き一切の責任を負わない。

第2.4条(禁止事項)

契約者および利用者は、AI機能(RAGを含む)について以下の行為を行ってはならない。
(1)第三者が権利を有するデータを無断でファイルボックスに入力すること
(2)外部システムから不正に情報を取得すること
(3)法令違反または公序良俗に反するコンテンツの参照・生成
(4)医療・法律・金融など専門領域において、専門家の監督なくAI出力を唯一の判断根拠とすること。
(5)入力テキスト等および入力画像等として、著作権法、商標法等の法令違反や第三者の権利侵害のおそれのある情報を入力してはならないものとします。

第2.5条(外部利用の禁止・社内限定利用)

1. 契約者および利用者は、当社の書面による事前承諾なく、本サービスおよび本サービスから得られる生成物・参照情報・API・ソフトウェアその他当社が提供する一切の成果物(以下「本提供物」という)を、契約者の役員・従業員を除く第三者に利用させ、または第三者の利益のために使用してはならない。
2.前項にいう「第三者に利用させる」には、以下を含む。
(1)第三者への販売、譲渡、貸与、リース、再許諾、共同利用、共有、配布
(2)本サービスと同一または類似するサービスの開発・提供・研究・解析目的での利用
(3)契約者の組織外の者が継続的にアクセスできる環境の提供
3. 本サービスは、契約者の役員・従業員その他当社が承認した範囲の者に限り利用できる。契約者は、前各項に違反して第三者による外部利用が生じた場合、自らの費用と責任で当該第三者に対して必要な措置を講じ、当社に生じた損害(合理的な弁護士費用を含む)を賠償するものとする。

第2.6条(データ利用と学習)

1. 当社は、契約者がファイルボックスに入力したデータを、AI機能の改善、生成物の作成、その他の契約者向けの本サービス提供目的にのみ利用する。
2. 当社は、契約者がファイルボックスに入力したデータを当社一般サービスのモデル学習には利用しない。ただし、統計処理や品質改善のために匿名化した形で分析する場合がある。

第2.7条(免責)

1. 当社は、AI機能(RAGを含む)が出力する参照結果および生成物の正確性・有用性・信頼性・適切性ならびに生成物の利用が第三者の権利等を侵害しないことについて保証しない。
2. 契約者が、個別規約2.5条に基づく当社の書面による承諾を得た上で、本サービスを利用して第三者に情報提供・意思決定・提案を行う場合、その結果については契約者が全責任を負う。
3. 参照データや外部情報源が更新されていない、欠落している、または誤っている、その他本サービスを利用することにより、契約者または第三者に生じる不利益についても、当社は責任を負わない。

第2.8条(利用料金)

本サービスの利用については、別途定める料金体系が適用される場合がある。その詳細は仕様書または料金表に定め、契約者は別途定められる料金体系に同意するものとする。
以上
2025年10月9日 制定