営業における挨拶の基本|第一印象をアップさせるコツ

営業における挨拶の基本|第一印象をアップさせるコツ

営業の仕事では多くの人に出会うため、挨拶が必要になる場面も多くあります。

しかし、営業に慣れていない場合には最初の挨拶に迷ってしまうものです。

そこでこの記事では、営業における挨拶について紹介していきます。

「飛び込み営業でどうやって挨拶したらいいかわからない」
「挨拶回りで何を話したらいいかわからない」
「メールや手紙の例文を知りたい」

この記事を最後まで読むと、以上の悩みが解決しますよ。

営業の挨拶に悩んでいる方はぜひお読みください。

営業で挨拶が大事な理由

当然のことながら、営業においては挨拶がとても大切です。

初対面の人と顔を合わせる場合には、挨拶の仕方によってあなたの印象が決まるからです。

印象の良し悪しによって、その後の話を聞いてもらえるかどうかも変わってきます。

挨拶を意識することで相手に好印象を抱かせ、営業しやすい状態を作っていきましょう。

営業における挨拶のコツ

営業,挨拶

挨拶の重要性がわかったところで、挨拶のコツを見ていきましょう。

営業においては主に以下のような場面で挨拶が必要になります。

  1. 飛び込み
  2. 新人の挨拶回り
  3. 季節の挨拶

それぞれ挨拶の手段やコツが異なります。

あなたが気になる箇所を重点的に読んでみてください。

営業における挨拶のコツ①飛び込み

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なんの面識もない顧客に対する挨拶が必要になるのが飛び込み営業です。

飛び込み営業においては、まず顔と名前を覚えてもらうことが重要です。

飛び込み営業の場合には、顧客はあなたが販売する商品やサービスに興味をもっていません。

そのため「商品やサービスの説明に参りました」などという挨拶は逆効果です。

まずは会社名やあなたの名前を伝え、深めのお辞儀をしましょう。

飛び込み営業にて深くお辞儀をする人はそう多くないため、顧客側の印象に残りやすくなります。

その後「今日はこの地域においてご挨拶させていただいております」などと、訪問の理由を伝えます。

「商品の説明」と聞くと抵抗感があるものですが、「挨拶」と聞くと「それならいいか」と感じる顧客が多いです。

挨拶と伝えても全員が応じてくれるわけではありませんが、一定の効果はあるので試してみてください。

笑顔を意識することで応じてもらえる可能性がより高まります。

ドアを開けてもらったり、受付を突破できたりした場合には、名刺を渡しながら改めて自己紹介しましょう。

名前を伝えることと、手を相手の手よりも下に出すのが名刺交換のマナーです。

その後は軽く雑談をして、次のアポイントを取ることを目指します。

いきなり成約を取ろうとすると警戒されてしまいます。

初回は「話を聞いてもらえれば上出来」という認識でいましょう。

営業における挨拶のコツ②新人の挨拶回り

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入社してすぐの頃は、会社とつながりのある顧客に対して挨拶をする機会があります。

挨拶回りで大事なことは、挨拶だけで終わりにせずアポ獲得を目指すことです。

アポ獲得を目指すメリットとして以下2つがあります。

  1. 顧客にとって魅力的な提案をする練習になる
  2. 魅力的な提案は顧客にとってもメリットがある

営業マンとしてのスキルも磨きながら、顧客にもメリットを提示できるのです。

もちろん、商談がうまくいけば成果も上がりますので、あなたの営業成績アップにもつながります。

身だしなみや名刺交換のマナーに気をつけて挨拶をしたら、雑談しながらアポ獲得を目指しましょう。

事前に顧客について調べておき、雑談ネタを集めるとよいでしょう。

とくに顧客が力を入れて取り組んでいることや、業績が上がっていることに注目すると提案につなげやすいです。

営業マン「最近は〇〇の施策に力を入れているんですね」
顧客「そうですね。成果も少し出ているので、さらに伸ばしていきたいです。」
営業マン「いつ頃から取り組み始めたんですか?」
顧客「大体、2〜3ヶ月前くらいでしょうか。」
営業マン「この短期間で成果をあげるなんて素晴らしいですね。今度、部長の〇〇様にもご挨拶したいと思っています。実は成果アップにつながる提案があるのです。」
顧客「それはぜひお聞きしたいです!」
営業マン「それなら、来週の〇日はいかがですか?」

以上のように雑談から顧客への提案につなげることで、アポ獲得ができます。

挨拶前のリサーチにて、提案するポイントを洗い出しておくことが重要です。

上司にどんな顧客なのかについて聞いておくとよいでしょう。

営業における挨拶のコツ③季節の挨拶

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長く付き合いのある顧客がいる場合には、暑中見舞いやお歳暮のやりとりなど季節の挨拶を送ることもあるでしょう。

そのほか、退職や担当者変更のお知らせなどもあります。

こういった挨拶についてはメールや手紙で行うのが基本です。

メールや手紙など文章で挨拶をする場合には、言葉遣いのマナーを押さえておきましょう。

例文を載せておきますので、参考にしてみてください。

【暑中見舞い】
暑中お見舞い申し上げます。
平素は格別のお引き立てに預かり、厚くお礼申し上げます。お陰様で弊社の業績も順調で、社員一同感謝しております。今後ともなお一層のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

 

【お中元のお礼状】
拝啓 炎夏の候、貴社におかれましてはますますご発展のこととお喜び申し上げます。この度は丁寧なお中元の品をいただき、誠にありがとうございました。ありがたく拝受しました。改めてお礼申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。略儀ながら書中にてお礼申し上げます。 敬具

 

【退職のお知らせメール】
件名:退職の挨拶
この度、〇月〇日をもちまして退職する運びとなりました。〇〇様には大変お世話になり、感謝しております。私の退職後は〇〇が担当させていただきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

営業における挨拶の印象をアップさせるには

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ここまで営業における挨拶のコツについて紹介しました。

挨拶における振る舞いを工夫することはとても大切ですが、さらに印象アップを狙うなら身だしなみに気を配りましょう。

・靴や爪を磨く
・眉毛の手入れをする
・歯のメンテナンスをする など

靴や爪が磨かれていない場合「細かいことを気にしない人なのかな」と思われる可能性があります。

営業マンとして成果を出したいのであれば、しっかりと磨き上げておきましょう。

また、挨拶においては笑顔がとても大切です。

目元と口元に表情が出やすいため、眉毛と歯のメンテナンスに力を入れておくと、笑顔の印象がアップします。

眉毛はキリッと清潔感のある形にカットしておきましょう。

歯については2〜3ヶ月に1度は歯医者にてクリーニングを受け、余裕があればホワイトニングも受けるとよいです。

笑顔を作った時に白い歯が光ると、それだけで清潔感のある印象を与えられます。

家でホワイトニングができるものもありますので、興味があれば歯科医師に相談してみてください。

まとめ|挨拶を大事にして営業成績アップを目指そう

営業の挨拶について紹介してきました。

営業の挨拶は場面によってコツが異なります。

記事中では、以下3つの場面についてコツを紹介しました。

  1. 飛び込み:売り込みはせず話を聞いてもらうことを考える
  2. 新人の挨拶回り:下調べをしてアポ獲得のための導線を考えておく
  3. 季節の挨拶:文章における言葉遣いに気をつける

また、コツは日頃から意識して実践することで、より効果的に使えるようになります。

覚えるだけで満足せず、ぜひ次回の営業から意識してみてください。

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