クロージングをメールでするコツ7つ|コピペしてすぐに使える例文アリ

クロージングをメールでするコツ7つ|コピペしてすぐに使える例文アリ

メールでのクロージングがうまくいかない」と悩んでいませんか?

メールでは対面よりも感情が伝わりにくいため、クロージングも難しいです。

コツをしっかりつかんで、クロージングの成功率をあげていきましょう。

今回の記事では、メールにおけるクロージングのコツ7つ紹介していきます。

コピペすればテンプレとして使える例文も紹介するので、ぜひ活用してみてください。

クロージングするためのメールは営業方法によって難易度が異なる

メールでのクロージングは対面時よりも難しいですが、営業方法によっても難易度が異なります。

  1. アウトバウンド
  2. インバウンド

基本的に、アウトバウンド営業のクロージングの方が難易度は高いです。

アウトバウンドの場合には、顧客との関係性が薄いからです。

アウトバウンド営業をしている人は、とくにコツを意識したメールを作成するようにしてください。

クロージングするためにはメールの流れが大切

クロージングを成功させるためには、クロージングでどうアプローチするかよりも、それ以前の流れが大切です。

営業はよく恋愛に例えられますが、初対面の人に「付き合ってください」と言われて了承する人はいないでしょう。

恋愛と同じで、営業もクロージングまでにどういった関係を築くかが大切なのです。

基本的に、関係が薄い顧客は以下のような特性を持っています。

  1. NOT OPEN:開かない
  2. NOT READ:読まない
  3. NOT BELIEVE:信じない
  4. NOT ACT:行動しない

以上は、セールスにおいて「4つのnot」と呼ばれていますので、覚えておきましょう。

クロージングを成功させるためには、行動してもらう必要があります。

しかし、顧客は行動する以前に、メールを開くことさえもしません。

メールを開いてもらい、読んでもらい、信じてもらえなければ、行動してもらえないでしょう。

順番を無視すると成功しませんので、必ず上から順番にクリアしていくことを意識してください。

メールでクロージングするコツ7つ

前章で、クロージングは4つのnotを順番に解決していくことが大切だとお伝えしました。

とは言っても、「実際、どうやったらいいのかわからない」という人もいるでしょう。

4つのnotを解決するためのコツとして、以下7つを紹介していきます。

  1. 件名で興味をひく
  2. 送る時間を変える
  3. 差出人名も気をつける
  4. ベネフィットを提示する
  5. 緊急性を伝える
  6. 心理学を使う
  7. 行動を促す言葉を付け加える

上から順番に行うと、4つのnotを順番にクリアできるようになっています。

次章以降で、それぞれのコツをひとつずつ解説していきますので、ぜひ次回の営業から実践してみてください。

メールでクロージングするコツ①件名で興味をひく

メールを開封してもらうためには、件名で顧客の興味をひくことが大切です。

興味を持ってもらうために大切なのが、当事者意識です。

顧客に「このメールは自分に当てられたものだ」と感じさせましょう。

メールが届いた時点で、顧客に当てられたメールですが、営業メールに対してそう感じる顧客はいないと考えてください。

あなたがメールを受け取るときのことを想像すれば、容易にわかるでしょう。

「〇〇に悩んでいる方へ」
「〇〇の解決方法」

などと、「あ!自分のことだ!」と思わせるような件名をつけると効果的です。

もちろん、送信元(〇〇株式会社など)や何のお知らせメールなのかについても、件名に入れ込むようにしましょう。

送信元がわからないメールは、迷惑メールと間違えられる可能性があるので注意してください。

メールでクロージングするコツ②送る時間を変える

メールには、開封してもらいやすい時間帯が存在します。

出社直後やお昼休み、退勤前にメールチェックする人が多いです。

出社直後:8〜9時
お昼休み:12〜13時
退勤前:16〜18時

以上3つの時間帯を意識してメールを送ると、受信ボックスの上部にメールが表示され、読まれやすくなります。

メールの仕分けで疲れてイライラしているときには、営業メールは読まれにくくなるからです。

また、土日休みの会社である場合には、月曜日はメールがたくさん溜まっています。

月曜日に送ると、開封率が下がりますので、急ぎでない場合には避けた方がよいでしょう。

メールでクロージングするコツ③差出人名も気をつける

送信名は、できるだけ個人名を使うようにしてください。

会社名になっている場合、「ああ、一斉送信メールか」と思われてしまう可能性が高いからです。

あなたも、一斉送信メールだと思われるメールは、あまり読みたいと感じないでしょう。

差出人名はあなたの個人名にして、件名やメールの最後に所属している会社名を載せるようにするのがおすすめです。

メールでクロージングするコツ④ベネフィットを提示する

ここまではメールを開封してもらうためのコツでしたが、ここからは読んでもらうためのコツです。

あなたが「このメールは読もうかな」と思うのはどんなメールでしょうか。

差出人が得意先である場合や、メールの内容が自分や会社にとって有益だと感じる場合は、読みたくなるものです。

そのため、メールの最初の数行で「このメールを読むとこんなよいことがわかります!」と記しておきましょう。

その際には、メリットではなく、ベネフィットを書くように意識するとさらに効果がアップします。

  • メリット:商品の特徴
  • ベネフィット:商品を得ることによって顧客が受けるよい影響

メリットを受けた先でどう生活が変わるのかを明確に表現しましょう。

メールでクロージングするコツ⑤緊急性を伝える

すぐに見るべき」などと、緊急性を伝えると読んでもらいやすくなります。

商品やサービスの期間限定セールや数量限定セールを行う際などに有効です。

メールの最初の方に、セール情報について記載しておきましょう。

メールの最初の部分は、メールを開かなくても見られることも多いので、メールの開封率アップにも効果があります

ただし、露骨にやってしまうと、迷惑メールのようになってしまうので注意してください。

メールでクロージングするコツ⑥心理学を使う

メールを読んでもらった後は、メールの内容を信用してもらう必要があります。

信用してもらうために、有効なのが社会的証明です。

商品の効果などを専門家から意見や、すでに利用している方の口コミを記載しましょう。

社会的証明は心理学において、人から信頼を得るための効果的なテクニックだとされています。

紹介した社会的証明以外にも、心理学にはクロージングに役立つテクニックがたくさんあります。

メールでクロージングするコツ⑦行動を促す言葉を付け加える

メールで商品を買ってもらったり、商談のアポを取ったりするためには、顧客の行動を促す必要があります。

顧客は「どうしたらいいのかわからない」と感じると、行動を起こしてくれません。

メールの最後では、顧客にどう行動して欲しいのかを明確に伝えましょう。

「都合のよい日にちをこのメールアドレス宛にご返信ください。」
「興味があれば、無料セミナーへのお申し込みをよろしくお願いいたします。」

以上のように、なるべく具体的に行動して欲しいことを伝えてください。

メールの内容をしっかり読んでくれて、信頼してくれている顧客なら、行動してくれるでしょう。

メールでクロージングする際の注意点

ここまで、メールでクロージングするコツを紹介してきました。

コツを押さえることで顧客の行動を促せるので、ぜひ取り入れてみてください。

ただし、1通のメールでクロージングまで持っていく必要はありません

メール1通でクロージングさせようとすると、文章がかなり長くなってしまいます。

長いメールは、最後まで読んでもらえる確率が下がります。

複数回に分けて、信頼を獲得していくイメージを持っておきましょう。

とくにアウトバウンド営業の場合には、関係性が薄いので、クロージングまでに時間がかかります。

焦らず、じっくりクロージングを目指しましょう。

  1. 顧客から質問が来たとき
  2. インバウンド営業で顧客から申し込みがあったとき

以上2つのタイミングを狙って、行動を促してみてください。

顧客側から反応を示してきたときには、購入に向けて具体的に考えている可能性が高いからです。

それ以外の場面では、顧客にメールを開いてもらうこと、読んでもらうことを意識していれば十分です。

クロージングメールの例文5つ

メールでのクロージングについて紹介してきました。

しかし、「具体的にどうメールしたらいいか例を知りたい」という人もいるでしょう。

ここからは、クロージングメールですぐに使える例文を5つ紹介していきます。

  1. 新規顧客へのアプローチ
  2. 商品紹介
  3. アポ取り
  4. お礼メール
  5. 商談後のお伺いメール

以上5つのパターンですぐに使える例文を紹介していきます。

コピペすればテンプレートとして使えるので、ぜひ活用してみてください。

クロージングメールの例文①新規顧客へのアプローチ

アウトバウンド営業で、新規顧客へアプローチする場合には、知ってもらうことを意識しましょう。

いきなりクロージングをしても、信用を失うだけになってしまうリスクがあるからです。

件名:新規取引のご照会「株式会社〇〇(自分の名前)」
本文:株式会社△△ △△様

 

初めてご連絡差し上げます。
株式会社〇〇の(あなたの名前)と申します。

 

さて、突然のご連絡で誠に恐縮ではございますが、
貴社との新規の取引をお願い申し上げたく、
ご連絡を差し上げた次第です。

 

弊社では(商品名)を取り扱っております。
(商品名)を使えば、〜〜の悩みを解決できるため、
現在のクライアント様からもご好評いただいています。

 

創業から〇〇年の実績があり、
〇〇地域を中心に取引をしてきました。
この度はエリアの拡大に伴い、
取引銀行の〇〇から貴社をご紹介いただきました。

 

つきましては、〇〇地域にて絶大な信頼を得ている
貴社にぜひともお力添えをいただきたく、
謹んでお願い申し上げます。

 

弊社の事業内容については、
資料を送付いたします。
webサイトも閲覧可能ですので、
最新の情報についてはwebサイトをご利用ください。

 

さらなる詳細につきましては、
お返事いただければ幸いに存じます。

まずは、略儀ながら
メールにてご挨拶申しあげます。

ーーーーー
(署名)

商品名やサービス名に触れてもよいですが、概要を伝えるだけにとどめましょう。

会社の存在を知ってもらうだけでも十分です。

その後、返信があれば商品やサービスを紹介していきます。

クロージングメールの例文②商品紹介

商品やサービスを紹介する営業メールは、最低限、相手から興味を持ってもらえている状態で送るようにしましょう。

また、メール内ではベネフィットを伝えることを意識して、商品の魅力を余すことなく伝えてください。

件名:〇〇の解決に最適な(商品名)のご紹介「株式会社〇〇(自分の名前)」
本文:株式会社△△ △△様突然のご連絡、失礼いたします。

 

〇〇を(開発・生産・管理など)しております、
株式会社〇〇の(自分の名前)です。

 

この度は、弊社の(商品名)を
サンプルとして△△様に
お試しいただけないかと思い
ご連絡差し上げました。

 

(商品名)は〇〇の悩み解決に役立ちます。
(商品名)を使って〇〇が解決すれば、
〜〜〜〜といった状態になれます。(ベネフィットの提示)

 

〇〇ユーザーを主なターゲット層としております。
△△様にお使いいただき、
率直に品質を評価いただけるようでしたら、
(商品名)の御社での取扱を
ご検討してもらえればと思います。

 

前向きなお返事がいただけましたら、
すぐにサンプルを手配いたします。

後日、改めてご連絡いたしますので、
ご回答してもらえれば幸いに存じます。

 

ご多忙の中、大変恐縮ではございますが、
ご検討くださいますようお願い申し上げます。

ーーーーー
(署名)

新規での連絡ではないので、少し崩した表現(御社)などを使っても問題ありません。

ベネフィットを先に提示することで、商品の価値を伝えやすくなります。

商品の価値がわかれば「利用したい!」と感じる可能性も高くなり、返答率がアップします。

商品の魅力を十分に伝えたら、最後に行動を促すことを忘れないようにしてください。

クロージングメールの例文③アポ取り

インバウンド営業で顧客から資料請求をしてもらった場合には、商談のアポを取りましょう。

また、アウトバウンド営業で商品に興味を持ってもらえた場合も、アポ獲得を目指せます。

アウトバウンドの場合には、件名は「商品名のご案内」などに変更してください。

本文に関しては「資料請求」の話題の部分を、「先日はお問い合わせありがとうございました。」などに変更しましょう。

件名:資料請求のお礼とご提案
本文:株式会社△△ △△様

 

この度は、弊社サービス(サービス名)の
資料請求をいただき、ありがとうございました。
株式会社〇〇の(自分の名前)と申します。

 

お問い合わせいただきましたサービスは、
〇〇の改善に役立つと高い評価をいただいており、
弊社も自信をもっておすすめしております。

 

差し支えなければ、今までの活用事例のご紹介や
御社の環境にあわせた活用方法の
ご提案もさせていただければと思います。

 

御社周辺の地域にも
定期的にご訪問させていただいているので、
ご挨拶も兼ねて、あらためて商品のご紹介をしたいと思っております。

 

ご多忙の中大変恐縮ではございますが、
資料をご覧の上、興味がありましたら
ご連絡のほどよろしくお願い申し上げます。

ーーーーー
(署名)

資料請求のお礼を述べるとともに、挨拶や提案など、顧客のためにできることを強調して伝えます。

資料請求をしている顧客はすでに商品へ興味をもっていますので、過剰なアピールは不要です。

クロージングメールの例文④お礼メール

商談後は、成約したかどうかにかかわらず、当日中にお礼メールを送るようにしましょう。

例文では成約しなかった場合を取り上げています。

成約した場合には、件名を「ご契約ありがとうございます。」などに変更してください。

本文については、「使用する中で不明な点があればご連絡ください。」などが好ましいでしょう。

件名:ご面談のお礼 株式会社△△ △△様
本文:株式会社△△ △△様

 

いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の(自分の名前)です。

 

本日はお忙しい中、お時間を割いてくださり
誠にありがとうございました。

ご提案いたしました(商品名)について
ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。

 

面談内容やお渡しした資料の中で
ご不明点などございましたら、
お気軽にご連絡ください。

 

今後とも、引き続きよろしくお願い申し上げます。

ーーーーー
(署名)

もし、商談の中で次回の約束をしている場合には、その旨も記載しましょう。

理解の相違などがあった場合でも、メールで確認しておけば安心です。

クロージングメールの例文⑤商談後のお伺いメール

商談時に成約しなかった場合には、数日経ってからの連絡も大切です。

とくに、紹介した商品の売れ行きが好調な場合や、お得なキャンペーンが始まった場合にはアピールすると効果的です。

件名:(商品名)のキャンペーンに関するお知らせ
本文:株式会社△△ △△様

 

いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の(自分の名前)です。

 

先日、ご案内させていただいた(商品名)の
キャンペーンについてご連絡差し上げました。

 

おかげさまでご好評をいただいており、
順調に売り上げを伸ばしております。

 

日頃の感謝も込めまして、
◯日まで大変お得なキャンペーンを
開催する運びとなりました。

 

キャンペーン中にご注文いただきますと、
特別価格での納品が可能なので、
△△様もご活用くだされば幸いです。

 

なお、キャンペーン後の注文ですと
通常料金となってしまいますし、
他店舗の販促が始まるため、
品薄状態になることが予想されます。

 

ご利用の際には、
お早めのご連絡をお願い申し上げます。

 

お忙しいところ申し訳ありませんが、
ご検討のほどよろしくお願いいたします。

ーーーーー
(署名)

商品やサービスに魅力を感じていても、購入するかどうか踏み切れずに話が流れてしまうこともあります。

商談後、商品を知っている状態で数日過ごす中で、「あ、買った方が便利かもしれない」と感じる場面もあるでしょう。

そういったタイミングで、お得なセールのお知らせを送れば、購入してくれる可能性もあります。

損切りも必要ですが、簡単に関係を切ってしまうと、冷たい印象を与えかねません。

商談後のメールは、成約しなかった場合でも送った方がよいでしょう。

対面営業におけるクロージングトークの例文

ここまで、メールにおけるクロージングの例文を紹介しました。

とは言え、商談中にトークによってクロージングすることもあるでしょう。

まとめ クロージングメールは流れを意識しよう

メールでクロージングをするコツについて紹介してきました。

記事の内容をまとめておくので、最後に確認しておきましょう。

  1. 件名で興味をひく
  2. 送る時間を変える
  3. 差出人名も気をつける
  4. ベネフィットを提示する
  5. 緊急性を伝える
  6. 心理学を使う
  7. 行動を促す言葉を付け加える

以上7つを意識すれば、あなたの送ったメールを顧客が開いて読み進めてくれます。

営業メールは読まれない可能性もあるので、メールを開封してもらうための工夫を忘れないでください。

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