キチンとしちゃったら終わり!? KS社は人を集めてベンチャーを目指す

All about ナレッジスイート② 《未来編》
キチンとしちゃったら終わり!? KS社は人を集めてベンチャーを目指す

ナレッジスイート株式会社って、どんな会社…?

当コーナーでは社員へのインタビューを通じ、お客様が知っている部分も知らない部分も含めて「KS社のリアル」をさらけ出します!

前回「ナレッジスイート社の過去と現在」に続き、第2回は「未来」をテーマに当社の広報的役割を担う山﨑裕介に話を聞きます。人員増強を図っているKS社、いったい何を企んでるの…?

インタビュアー:T.I.(ナレッジスイート株式会社)

KSJ Character’s File
山﨑裕介やまざきゆうすけ
ナレッジスイート株式会社 総務人事部部長兼経営戦略室
2009年入社・42歳
総務人事部の部長を務めながら、経営戦略室にも参画。
IRやM&Aのサポートも務めるマルチプレイヤー。
2児の父であり、好きな食べ物は「伝説のすた丼」

前回のインタビューではKS社の「過去・現在」について話を聞きました(前回は(こちら)。今回は「未来編」ということで、KS社の目指す場所や、未来に向けて行なっていることについて聞いていきます。

山崎:よろしくお願いします。

まず、ちゃんとした企業(?)でよく定められている、いわゆる「パーパス(存在意義)」や「ビジョン(目標)」みたいなものって、KS社にもあるんですか?

山崎:はい、あります。

パーパスは、「Change the business ~中小企業のビジネスを変え、日本経済の活性化に貢献~ 中小企業の稼ぐ力につなげるサービス提供」。

ビジョンは、「脳力をフル活用できる世界へ 個性豊かな社員が、テクノロジーで解決できることではなく、人間しかできないことに注力し、ビジネスを拡大できる未来の創出を支援」となっています。

今、このパーパス・ビジョンにもとづいて「バリュー(価値基準)」や「ウェイ(行動指針)」も準備している所です。 こうした企業としての価値観を定めることで、「じゃあそれを実現するために何をするべきだろう?」「どんな人材が必要だろう?」「どんな制度が必要だろう?」…といった、未来に向けた取り組みが定まるわけです。

なるほど…。KS社もなかなかちゃんとした企業になってきたようですね…。

山崎:いえいえ。 お陰様で今期で創立15周年を迎えましたが、まだまだヒヨッ子です。

ちゃんとした企業といえば、最近、目に見えて社員が増えていますよね。特に営業部門で。オフィスの増床や移転も積極的に行なわれていますが、これはいったいどういう目的があるんでしょう?

山崎:確かに、特に営業部門はここ数年で人員を大幅に増強しています。これは成長戦略の一環ですね。

現在当社は中計における成長戦略として、シェア拡大・契約件数の増大を、具体的な数値目標を設定しながら目指しています。そのためのプロセスとして営業人員を増員し、量的・質的な成長を実現しようというわけです。 現在、営業部門には49名在籍していますが、2025年には営業100名体制を目指しています。

新卒の社員が増えているので、社内が活気づいたようにも思います。

山崎:そうですね。

当社が新卒採用を始めたのが8年前ですが、その当初は毎年2~3名程度の採用でした。 それが今や毎年20~30名採用していますから、採用規模としては10倍になってます。

10倍! 思った以上にイケイケですね…。

山崎:ただ一方で、当社が取り扱っているようなサブスクリプションサービスは先行投資型モデルと呼ばれていて、初期段階で大規模な投資をして、収益が確保できるまである程度の時間が必要です。
採用においても即戦力となる中途採用以上に、教育・育成に時間がかかる新卒採用を軸に営業採用を進めているのですが、同様に人的コストの回収には時間がかかる…つまり効率が悪いんです。
それでも新卒採用を軸に進める理由はちゃんとあるのですが、ここら辺が当社のヘンなところというか…(笑)。

それでも将来を見据えてがんばって新卒を採用しますし、その結果、なんとか軌道に乗せてしまう不思議な力があるんですよね。 そういう所は、15年前に創立した時の「ベンチャー魂」が失われてないんだな、と思います。

なるほど。「肉を切らせて骨を断つ」なわけですね。

山崎:たまに肉を切らせるつもりで、骨までバッサリいかれていることもあったかもしれませんが…(笑)。

山崎さんは人材採用にも関わっていますが、今当社にはどんな人材が必要だと思っていますか?

山崎:最近採用面接で応募者の方々と話をしていて感じるのは、みなさん思いのほか保守的なんだな、と…。

これは新卒・中途を問わずです。安定を求める発言が多いですし、何かエネルギー不足といいますか…。もちろん今は挑戦というものがしにくい時代ですし、それが悪いとも思いません。

ただ、個人的には当社はどんなに大きくなったとしてもやはり「ベンチャー」でいてほしいんですね。 「何かデカイことをやってやろう」という人が集まる、活気や熱気に満ちた会社になればいいな、と思っています。

おもしろいですね。人をどんどん増やして、結果ベンチャーをやろう、という…。

山崎:けっきょく今、世の中全体が保守的なんだと思うんです。そんな中で守りの姿勢ばかりでいたら、良くて現状維持、そうでなければ落ちていく一方ですからね…。

当社が取り扱っているSFAやCRMといった商品も、いずれは日本中の企業に行きわたり、飽和状態になる日がやがて来ると思っています。 そんな時に必要なのはやはり、失敗を恐れず、変化をいとわない…新しい領域を切り拓く人材なんだと思います。

最後に、山崎さんが考えるKS社の未来像とはどんな会社でしょうか?

山崎:社員1人1人がワクワクを胸に秘めて、前に進んでいる会社になればいいなと思います。繰り返しになりますが、良い意味でのベンチャー魂を持って、個々が自分にとっての喜びや感動に向かっていけるような。

だから私は会社がだんだん大きくなるにつれて、心の中で思っているんですよ。 「なにをキチンとした会社ぶってるの?そんな会社じゃないはずでしょ?」と。これは自分自身に対してもですが…(笑)。